塾長コラム

塾長コラム

チリ講習会

南米チリ(サンテアゴ市)に行ってきました。冬から春への移りの季節、新芽の緑も柔らかく山桜のようなスモモの仲間が咲く、気持ちの良い時期です。が、、チリまでの長いフライト(総時間26時間)はさすがにこたえます。3年前のブラジルの方がいくらか、短かったかな。

しかし、初日国連の施設を借りての稽古、2日目以降は個人の体育館?にて160名ほどの参加を頂いての稽古となりました。 武器剣素振りより始まり、開祖が岩間に残した合気の説明を話しました。体術と腰のさばきの重要性を強く指導しましたが、チリの合気道家に受け入れられたでしょうか。
チリ合気道連盟の方々、また、チリ在40年通訳の浦岡様にも大変お世話になりました。

 

仁弘      平成1 9 年 9月 20日

マニラ講習会

先日マニラ講習会並びにデニス先生のアルフォンソ修練会道場開きに言って参りました。今回は違う視点から以下の文を掲載します。

以前より私の耳に入る岩間のうわさ話に、岩間スタイルの事が言われています。岩間スタイルは力に頼る稽古だというのが、ある人達の評価というか、理解であるようです。

では、そのようなことを発している方々はどのような稽古をすれば納得できるのでしょうか。
実践で自分より強い人に、掴まれた場合は・・・合わせるのは合気道でしょうが思わず掴まれてしまった場合を想定したことがあるのでしょうか?確かに当て身という手もありますが、岩間の稽古はまず、一番不利な体勢である掴まれてからの鍛錬の稽古が始まりです。 これが、開祖の教えであり、しかる後は技を熟知し、力に頼らずの技術を身をもって感じることが順序です。 それが理解できない方々は、岩間スタイルと稽古をすると赤子扱いされることでしょう。

開祖の口伝によれば気の流れは、3段以上と言われます。基本が出来ていれば3段以上なら3ヶ月の鍛錬で身に付けることができるでしょう。 気の流れの稽古の段階で迷わずになり、武産合気の入り口に立つ、これが岩間の教えです。 その段階で迷いや疑問が生じる人はまだ、基本が身に付いてない人でしょう。

気の流れの稽古で受け身に動いてもらわなければ技にならないのは、武道の稽古の内に入らず。

開祖の人に演じ見せる合気、稽古の合気、実践の合気と3通りの合気道有り。

人に見せ人を引きつける事の出来る、誰と稽古してもしっかりと技が通じる、いつでも実力が出せる、隙をつくらずが開祖の方便であります。


 

仁弘      平成1 9 年 7月 24日

ロシア講習会

今年も早いもので6月をむかえる。梅雨が短いとの予報が出ているとかだがどうだろうか。

さて今年の海外講習も3回目、5月中旬は初めてのロシア講習会が行われた。モスクワから300Km北東のイバノボ市にて3日間のスケジュールである。成田を16日に出発、モスクワ空港ではヨーロッパ各国の指導者たちと落ち合い、イバノボのボトフ・セルゲイ先生の出迎えをうける。

10カ国から18の支部、そして160人以上の参加を頂き、にぎやかに稽古が出来ました。前半は雨が続き、基本体術などで過ごし、後半は武器稽古で組み立てることが出来ました。 ロシアでも剣・杖に大変関心があるようですが、まだ基本がそろわずに説明に時間をさく場面もありましたが、納得のいく説明が出来たかは・・・・。

それでもロシアでの合気道に関する興味や関心は深いように感じられました。合気道人口も大変多いと聞きましたので、これからが楽しみなところです。 講習会にはイバノボ市の議員さんも見学されて、記念写真を撮りました。  今年も2グループが内弟子として岩間で稽古をしましたが、夏と秋にもそれぞれ内弟子として岩間に来る予定があるようです。

少しでもロシア語を覚えてコミニュケーションをはかりたいと思います。


ロシアの皆さんスパシーバ (ありがとう)

 

仁弘      平成1 9 年 6月 08 日

初不動について

我が胆錬館は岩間神信合氣修練会を発足するにおいてこのお不動様の許可を得て名前を決めている。 このお不動様は齋藤守弘先生の生前から齋藤家にあり、胆錬館を守るようここへ来たとされている。 よって発足当時より胆錬館の守り神としてお不動様を道場の真正面に祀っている。 お不動様の月命日は 28 日であり 1 月 1 日・ 15 日・ 28 日はお参りをして徳のある日である。 月並際を 28 日にしているのもお不動様の月参り日であるためである。 納めの不動、初不動とは一年の終わりと初めを意味し、また岩間では 7 月 28 日にはお田植え祭という大きな行事がある。

愛宕山の裏手にある齋藤先生が生まれた駒場という所には滝入り不動尊がある。 齋藤家はもともとこのお不動様に信仰を深くし、氏子として一生懸命守っていた。 そういう因縁があり齋藤先生も 28 日は月参りをしていた。 そのようなことからも 1 月 28 日は我々にとって大切な日である。 1 日の初稽古、鏡開き( 15 日)、そして初不動( 28 日)、これで 1 年が始まる。 この3つの神事があって 1 年を安泰に過ごせるのである。そして 4 月 29 日は合気道の大祭という神事がある。 これらは我々には欠くことの出来ない行事である。 28日は本来は禊をして望むものであり、今後は現在準備している禊場(道場の側に自然に湧き出る清水を溜めている場所) で禊をする。初不動は岩間�信合氣修練会、そして胆錬館の中心である。

仁弘      平成1 9 年 1月 28 日


スロバキア講習会

3 月 22 日〜 28 日の日程で、スロバキアの首都バチススロバ市において講習会、並びに国際岩間�信合気修練会演武大会が行われました。 24 日午後稽古(太刀素振り)をこなし、夕刻 6 時より演武大会開始。 来客およそ 3 千人、演武参加国は 13 カ国の代表で参加者百名以上の大会になりました。 主にヨーロッパからの参加者でしたが、裂帛の気合の飛び交う中での演武は見るものの心を揺さぶるほどで拍手の嵐でした。 また、来客には日本総領事の出席も戴き感激でした。 講習会の方も 160 名以上の参加を数え、 23 カ国に及ぶ。 ロシアからも多数参加下さり、今後の活躍を期待します。概ね、岩間�信合気修練会の会員の参加で嬉しく思いました。 28 日朝、 9 時成田着。空港では四分咲きの桜が出迎えてくれる中、帰宅致しました。

仁弘      平成1 8 年 4 月 8 日


塾長だより

2006 年のよき新年を迎えて門弟の方々にお喜びを申し上げます。 また、昨年お世話になった方々へお礼申し上げるとともに本年が実り多き一年になりますようお祈りいたします。

 さて本年の私の講習会としまして、 1 月マニラ・ 3 月スロバキア・ 5 月スエーデン・ 6 月オーストラリア・イタリア・ 10 月ドイツ・アメリカと予定しております。国内では 6 月大阪で行います。

 また、昨年話をしておりました海外での指導者・門人の方々における日本語教育を進めていってもらいたいと考えております。

3 段以上の昇段者には、かんたんな日本語が理解できれば大変喜ばしいことです。 急ぎのことではありませんので稽古のあとに皆で 5 分でも 10 分でも時間を作って練習してください。 お金をかける必要はありません、指導者にその努力を願います。 技の練習だけではなく開祖の言葉を自分の感性の訳で知るというのはすばらしいことであります。  他人の解釈で知るのではなく、それぞれ個人の考えで自分の色に解釈することが武産合気につながることをおわかり下さい。

仁弘      平成1 8 年 1 月 10 日


メキシコ・ブラジルを旅して

4月7日よりメキシコシテイ及びブラジル・リオデジャネイロの講習会に出かけていましたが、無事、21日に帰国いたしました。 メキシコでの前半は少々、腹の具合が悪く、2日ぐらい元気がでませんでしたが、ブラジルでは調子もよくなり、関 係者の方々にご苦労いただきまして、心より感謝申し上げます。 7日に成田を出発する際には強風が吹き荒れる中での離陸。しかし、そんなことはどこ吹く風。ヒューストン空港の大きさにビックリ!  しているところにデンバーの本間先生と合流、久々の再会。ヒューストンからおよそ2時間でメキシコシテイ着。 リノ市のビンツ・サルバトーレ先生、メキシコのフェルナンド先生たちの出迎えを受け、古代文明のメキシコを楽しむことができました。 太陽と月のピラミッド・死者の道など古代遺跡テイオテイ・ワカンのすばらしさなど心に残るものでした。 また、人々の陽気な性格や元気いっぱいの音楽、また水路の船の中での花の色の鮮やかさは今でも目に焼きついています。 メキシコでは約130人の稽古を2回含め、計4回の稽古を行うことができました。メキシコの皆様心よりお礼申し上げます。

4月12日、メキシコシテイ出発。翌13日ブラジル着、途中フロリダのステファニー・ヤップ先生と合流となりリオデジャネイロ空港に到着。 空港には20年ぶりのカルロスさんやリオの本間先生関係の方々大勢の出迎えを頂き、宿泊のホテルにチェックイン。 なんと歌やテレビでも聞かれるコパカバーナの海岸前のリオ・インターナショナルホテルの人となりました。 まずは、海岸や山の上のキリスト像に感慨無量、本間先生のご配慮に感謝しながら只方、合掌するのみ。 ブラジルでは人々の褐色の美しさ、美人の多さ、スタイルさと見慣れた日本人とはちょっと違うと感じたのは私だけではないはずです。 ブラジルに行ったことのある方、いかがでしょう。ね、本間先生! ま、色物はそのへんにして・・・・ 講習会は軍隊の施設の中で行われました。160人以上の参加を頂きました。 多くの方に岩間に残る開祖の技の教えの一端でも感じていただければ幸いです。 まだまだ至らぬ私の講習会に参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。 AHANプロジェクトのメンバーならびに本間先生たちのご協力で今回、中南米・南米を廻ることができ、ありがとうございました。 また、先んじた多くの日本人の先生方の協力があったからこそ、今回にいたることができたことも事実であります、 それもさらに心に刻み帰国いたしました。

仁弘      平成17年 4月 21日

  

平成十七年 己酉

平成十七年 己酉(きのととり)皇紀 2 千 6 百六拾 5 年のめぐり、早 3 月。

昨年 2 月の発足式より 1 年が過ぎ、心新たに活動しております。この 1 年はめまぐるしく過ぎ、亡き父の言葉の一つ一つを思い起こしては、今更に半身の重要性をかみしめています。 3 月は大学生の合宿もあり基本の大切さ、開祖の言われた堅い稽古の意味を学生とともに痛感いたしました。 剣の素振り・杖の素振り・半身のバランスなど、いまだ至らない自分を叱咤しています。

4 月デンバーの本間先生・リノのビンツ先生・フロリダのステファニー先生と廻るメキシコ・ブラジルの講習会 ならびに交流稽古がとても楽しみです。 岩間を 2 週間ほど留守にするのは弟子たちに申し訳なく思いますが、一人でも多くの方々に開祖の心を感じていただければと、 腰の具合もなんのその、がんばりたいと思っています。 �信合氣と名づけた意味も皆様、ご配慮くださいます様よろしくお願いいたします。 先日、母と茶を飲みながら開祖の信仰心について話しておりましたら、開祖の 1 日は祝詞で始まり祝詞で終わっていたと話してくれました。 私も大先生が早朝玄関の前で四方の神様にお祈りしていた姿を今でも覚えています。 齊藤家の最初から最後までは開祖なしでは語れないほど開祖ご夫妻と我が家は一緒でした。 毎朝、胆練館のお不動様に祈りながら開祖と亡き父に合掌の日々です。

4 月の南米のあとでまた会いましょう。

仁弘      平成 17 年 3 月


リノ講習会を終えて

9月29日、我が家の増築工事も完成して気持ちよくアメリカ、リノへ出発。 フライトも順調、多少揺れを感じる程度でした。 サンフランシスコで乗り換え、パトリシア・ヘンドリクスさん息子のコナーくんが待っていてくれました。 その後、無事リノの空港に到着。ビンセント・サルバトーレ氏の出迎えを受けて一路、彼の家に。 見晴らしのよい一軒家、彼のがんばりに一安心する 。一部屋をお借りして荷を解き骨休めの一日、ありがたい。

木曜日はリノの道場で門人たちと稽古。 金曜日より講習会開始、体術からスタート。土・日とかけて岩間での内弟子経験者多数の参加をいただき250人を超す人々。 講習会の成功をビンツ君と共に喜び合う。 中にはスロバキアからステファン・クリラの姿もあり驚く、熱心さに脱帽。

新旧の弟子たちが一つになる喜びを合気ジャーナルのプラニン氏、日本館・本間先生たちと分かち合うことしきり、 改めて父、守弘の偉大さを再確認。

また、今回のリノ訪問に際しビンツ君の妻、史恵さんの手料理に感謝。 よき伴侶を得たと実感。合気ジャーナルプラニン氏と来年の合気エキスポの話で盛り上がり協力を約束する。来年への楽しみが増えました。

 

あっという間の一週間でしたが、10月5日帰国。 その夜の一般稽古で講習会の報告。合氣道開祖植芝盛平翁の心・祈りを合気道を通じて進むべく我が道とすることを胆練舘内の不動尊に誓う。

仁弘      平成 16 年 10 月 5日